ちょっと息抜き旅記録

日常に疲れたら、思い切って海外へ。

アラフォーが母と行く台湾

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基本情報

  • 旅行先
     台湾(台北)
  • 旅行期間
     2018/12/15~12/17(2泊3日)
  • 旅行者
     母子ふたり旅
  • 目的
     台北観光
  • 服装
     ニット、薄手のコート
  • 旅行会社
     個別手配(タイガー・エア台湾+Expedia)

 

海外に行ったことのない母を連れて台湾へ

旅行好きだった父が亡くなって、めっきり旅行から遠のいていた母ですが、私が帰省した時に「昔はよく旅行に行っていたなぁ…」とポツリと言っていたので、じゃあどこかに行こうかという話になりました。

父は国内旅行専門(?)で、国内は津々浦々訪れていたので、せっかく思い立ったのだから海外へ!

「テレビに映ったイギリスの庭園が素敵で見てみたい」と言っていたので、イギリスにしようと提案したのですが、「最初からそんな遠くは気後れする」とのことで、近場で親日で過ごしやすい台湾に行こうということに。

 

準備は少し丁寧に

何が起きても自分次第なひとり旅や、友人との旅行とは違い、高齢の母を連れて行くので、スケジュール、ホテルの手配等、いつもより気を使いました。

日本からのツアーに参加した方がラクでいいなとか思ったのですが、母が「時間に追われるのは嫌」とか言うので、いつも通りの個人手配に。

ホテルはExpediaで”グリーンワールド 忠孝”を予約。HISの系列なので日本語ができるスタッフが常駐していて、朝食付きでした。

事前に高齢の母と一緒だということ、母にとって初めての海外旅行なので少しでも快適に過ごしてもらいたいことをホテルに伝えたところ、眺望の良い高層階を用意して貰えました。最上階だとエレベーターを乗り換える必要があるので、少し不便かもしれませんとのことで、1つ下の階にして貰いました。

過ごしやすい部屋と、バリエーション豊かなビュッフェ、親切なスタッフと、選んで良かったと思いました。

基本は自由行動ですが、九份・十分の現地発着ツアーも事前に手配しました。この2ヶ所は台湾に行くなら観光しとくべきだろうと思ったのですが、自力で行こうと思うとちょっと面倒なので。

台湾はタクシー代が比較的安いので、移動はタクシーで行うこととして、共同出資のお財布を作って私が管理することに。

パスポートも何とか取得してもらい、基本的に自由人な母との初海外は何とか出発の日を迎えました。

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グリーンワールド 忠孝 快適でした!

 

LCCは高確率で遅れる

…と思っている。そして予定は最初から崩れる。

タイガー・エアは日本を昼に出発して朝に帰るという、台湾人に便利なようになっているので、到着は夕方の予定だったのですが、案の定遅れて夜になる。

1日目に故宮博物院に行こうと思っていたのですが、滞在時間が短くなるので断念。

ホテルに直行して、近くのお店で遅めの夕食にしてさっさと就寝。

初日にウロウロしなかったので、充分に休息が取れたのは母にとって良かったのではないかと今は思っています。

 

体力の限り歩く

2日目は唯一1日中動ける日なので、予定を詰め込みました。

とはいえ、時間に縛られているのは、事前に予約している九份へのバスツアーのみで、あとは気が向くまま。

朝食後は故宮博物院に向かい、膨大な展示品を鑑賞。

私も美術館や博物館は好きなのですが、母はもっと好きなので、展示品に夢中になってしょっちゅうはぐれる(笑)

そのたびに探し回り、私は鑑賞どころではなかったのですが、とりあえず豚の角煮(肉形石)だけは見ました。菜っ葉(翠玉白菜)はどこかの美術館に貸し出されていて見ることはできませんでした。残念。

おおよそ1時間半の予定だったのですが、結局2時間半近く滞在してしまい、台北中心部に帰るころにはすっかり昼に。

”高記”というレストランで小籠包を食べたのですが、母には「皮がちょっと厚い」と不評で”鼎泰豊”の方が良かったかなぁと思ったり。個人的には鼎泰豊は日本でも食べられるので、現地ならではの高記の方が好きですが。

 

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迪化街

午後は街ブラ

夕方にツアーが始まるので、それまでに台北中心部を街をウロウロ。

裁縫が好きな母のためにと、布地が買える迪化街へ。布地の他にも乾物などの問屋が集まる買い物スポットです。

…が、スマホの地図アプリが上手く動かず若干迷う。

紙の地図を見ながらキョロキョロしていると、母がその辺の現地人に声をかけて、声をかけただけで「ほら、聞いて!」と私に丸投げするという無茶ぶりをしでかす(笑)

カタコトの英語とジェスチャーでなんとか行き方は聞き出せたのですが、なんてことするんだ…。

迪化街で布地やお土産を買いつつ、行天宮へ。龍山寺と迷ったのですが(どちらも有名観光地)、私も行ったことのない行天宮にしました。そして早々に飽きられるorz

やっぱり寺社は日本の方が趣あっていいよね~とのことでした。まぁそんな感想も実際に見てみなきゃ分からないわけで。

 

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九份

バスツアーで九份・十分へ

夕方からバスツアー開始!

日本語ガイドによる、日本人のためのツアーなので快適です。

車中で九份や十分の地名の由来や、天候のこと、住人の暮らしぶりなどを解説して貰えて、これはツアーならではのメリットだと思います。ガイドさんの話し方も上手で聞きやすかったです。

まずは十分に行き、天燈と呼ばれる巨大ランタン上げの体験。

私は以前に一度体験しているので驚きはなかったのですが、母は線路の上で天燈に着火するとか、電車来た時だけ脇に逃げるとか、いちいち新鮮に驚いていました。

天燈は4面あるので2つずつ願いを書いて空へ。空高く舞い上がる様子が綺麗でした。

続いて、九份に移動して自由行動。

九份はとにかく坂なので、母には若干きつかったようで。

上まで登り切れなかったのですが、別に登りきることが目的ではないので、ちょうど見つけた茶芸館で一休み。さすが台湾、お茶が美味しい!

ゆっくりお茶とお茶菓子を楽しんで、帰ろうとしたところで誰かに声をかけられて、振り返ったら取引先の人がそこに😲

ご夫婦で旅行中だったそうですが、こんな偶然あるんですねーとびっくりでした。そして帰りの飛行機も一緒でした(笑)

ほぼ年中雨が降っているイメージの九份ですが、この日は天候に恵まれていて、夜景が綺麗でした。

帰りは出発地点に戻るか士林観光夜市で降りるかを選べたので、士林観光夜市で降りることに。簡単な地図を貰えたので、それを片手にてくてく。

だがしかし、夜市特有の匂い(おそらく八角)が母に合わず、30分もせず帰ることに。食事もここで済ませようと思っていたのですが、結局コンビニでご飯を買ってホテルの部屋で食べました。お弁当におかゆがあったので、コンビニ飯も台湾ぽいものをチョイスしました。

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士林夜市

丸一日ウロウロしたので、母も疲れていたはずですが、楽しかったと言ってくれたので、連れてきた甲斐があったなぁと。

翌日はゆっくりめの朝食後、空港に向かうだけでした。

そして残った台湾ドルを使い切るため、最後のお土産購入。次のアテがない場合、外貨を大量に持って帰っても仕方ないので、空港でお土産を買って、現地通貨を全部出して残りをカードで買うようにしています。

あ、でも、コイン2枚くらいはお土産で持って帰るようにしています。結構貯まりました!

台湾旅行を経て、母も海外に興味を持ったらしく、次はシンガポールかイギリスに行きたいなぁと言っていたら、コロナ突入…orz

次はいつになることやら、です。

 

海外に不慣れな高齢の母との旅行で学んだこと

  • スケジュールはゆったりめに。年を取るとマイペースが進行するらしい。そして慌ただしいと体力的にも精神的にも疲れてしまう。
  • 母親の荷物は必要最低限に。荷物が重いとこれまた疲れてしまう。
  • 財布は娘が一元管理。安心安全(多分)。万が一はぐれた時のためにタクシーに乗れるだけの現地通貨とホテルの住所が書いてあるカードは渡しておくと安心。つか、はぐれないようにした方がいいと思う。