ただし”ライトな”と付け加えておきます。
マイルと同じく、突き詰めればもっと最適解があるのかもしれないというのが前提で私の使っているクレカをご紹介します。
💳Marriott Bonvoy AMEXプレミアム(旧 SPG AMEX)
2022年2月にSPGアメックスからMarriott Bonvoyアメックスに変更になりました。
SPGでも年会費34,100円とお高いカードだったのに、プレミアムだと年会費49,500円と、なおさら近寄りがたいカードになりました。とはいえ、やはりそれなりのメリットはあります。
100円の買い物につき3ポイントが貯まり、そのポイントがマリオットグループのホテルの宿泊に使用できたり、世界約40社の航空会社のマイルに変換できたりと使い勝手が良いのです。もちろん、ANAやJALのマイルにも移行できます。(マイルへの移行レートは大半の航空会社で3ポイント:1マイル、60,000ポイントの交換ごとに3ポイント:1.25マイルになります)
そしてポイントは、2年間ポイントの増減に変動がなければ失効するのですが、決済に利用していればポイントは貯まるので、実質不滅となります。
マリオットグループのホテルに宿泊すると、空きがあれば部屋のアップグレードをしてもらえるのも嬉しい特典です。
2年目以降はマリオットグループのホテルが1泊無料になる特典も付いてくるので(条件あり)、使い方によってはリッツカールトンに宿泊することができるのですが、ホテルの宿泊だけで年会費の元を取るのは少し難しくなりました。
プレミアムカードとその下のノーマルカードのどちらとも、年間最低利用金額が設定されていて、その金額を達成できなければ、無料宿泊特典が受けられないので、自分の年間利用額の見込みは最初に計算していた方がよろしいかと。
ポイントをマイルに移行してビジネスクラスに乗る!などの目標があれば、相変わらず旨味のあるカードです。
また、旅行保険も豪華で死亡・後遺症保険金で最高1億円、障害治療保険・疾病治療保険、携行品損害保険、スマホ損害保険等々、充実しています。紹介した保険は利用付帯なので注意が必要です。
年会費も高いし色々と条件もあるので、公式HPや詳細を解説してくれているサイトをご参照いただき各自で最適解を見つけてください。
私は、とりあえず計算上は元が取れそうだったので、プレミアムから始めてみました。
キャッシングはできないので、海外のATMで現金を引き出すことはできません。
あと海外でのクレジット決済手数料がお高めなのも気になるところ。
💳楽天プレミアムカード
これも年会費11,000円とお高いカードなのですが(以下略)
楽天カードなので楽天ポイントが通常より貯まりやすい!
そしてプライオリティパスが発行できる!!
このプライオリティパスというのは、海外の空港ラウンジが無料で使えるというカードなのですが、単体で持とうとすると429ドルするのですよ。観光で使うような空港ではほぼ確実にラウンジがあり、軽食とドリンク(お酒も!)があるので食費も浮きます(笑)
何より、落ち着いた場所でゆっくりできるので、待ち時間が苦にならなくなりました。
ただ、このカードは持っている本人のみのサービスなので、同行者が一緒にラウンジに入るには32ドルかかってしまいます。
それから、「トラベルコース」に設定する必要はあるのですが、空港⇔自宅の手荷物の配達が無料になるクーポンが貰えます。(送れる空港は羽田・成田・中部・関空)
2回使えるので、1回の旅行で往復使っても良し、片道2回使っても良しです。
このカードも旅行保険が充実していて、保険についてはMarriott Bonvoy AMEXと2枚持ちで賄っています。
また、キャッシング枠を設定できるので、海外のATMで現金を引き出すのに使うことができます。両替所で両替するより、ATMでキャッシングした方が手数料が安い場合が多いし、大金を現金で持ち歩かなくていいのがメリットかなと思います。ただし、1回引き出すごとに220円かかるので何度も引き出すと余計な出費が増えてしまうかも。
あと、キャッシングして忘れてはいけないのが、前倒し返済!
帰国したらすぐに電話かネットで前倒し返済をしてください!
キャッシングなので、もちろん利息が付きます。返済が早ければ早いほど利息は安くすみます。忘れると高くつく場合があります…(1回やった…それでも両替よりは安いけど)
国際ブランドはVISA、MASTER、AMEXが選べるのですが、世界中で強いVISAかMASTERをおすすめします。あと、海外でのクレジット決済手数料がAMEXより安いです。(日本国内では決済手数料がかかっていませんが、海外決済では決済ごとに手数料が数%かかります)
💳JCBカード
なんでもいいのですが、JCBが発行しているカードを1枚持っていると役に立ちます。
特に東南アジアとオセアニアとハワイに強いカードです。(個人の感想です)
JCBのサービスサイトを見ると、各国のお店の特典クーポンがあったり、現地のレストランなどを日本から代行して予約してくれるサービスがあったりします。
そして現地にJCBプラザがある場合は、そこに行くと、日本語ができるJTBのスタッフ(ややこしい)が常駐していて、現地発着ツアーやオススメのレストランを紹介してくれます。シンガポールとニュージーランドでお世話になりましたが、レストランの予約やらツアーの手配やら観光アドバイスやら本当に親切!! コロナをきっかけに無くならないでほしい(>_<)
ツアーの手配等の決済はもちろんJCBカード指定になります。
日本発のブランドなので頑張ってほしいところなんですが、海外での加盟店は圧倒的に少ないので、JCBカードだけを持って行くのは危険です。
💳もう一枚、VISAカード
私は楽天プレミアムカードをMASTERにしているので、年会費無料で作ったVISAをもう一枚用意しています。AMEXとJCBは決済できる店舗が少ないので、万が一なんらかの理由で楽天プレミアムカードが使えなくなった時のための予備に持って行きます。
万が一なので、キャッシング枠も付けています。
旅行している時は、楽天プレミアムカードとは別の場所に入れていて、何事もなければ活躍しないカードです。
用途によって使い分ける
上記で紹介したカードの用途ですが、私はこんな感じで使っています。
- SPG AMEX…国内での旅行手配(航空券、ホテルのネット予約等)、マリオットグループのホテルに泊まった時にフロントに提示する
- 楽天プレミアム(Master)…現地でのクレジット決済、キャッシング
- JCBカード…JCBプラザを利用する場合
- EPOSカード(VISA)…楽天プレミアムの予備(何もなければ使用しない)。無料のカードにしては海外旅行保険が充実しています。
日本円は最小限に
カードが使えることを前提とした旅行では30,000円程度持って行っています。キャッシングできるATMがすぐに見つからないことがあるので。
大体の場合、ほとんどを持って帰ることになるのですが、キューバの時は現地に到着したところで、日本から持って行ったカードが使えないことが判明してギリギリでした。こういうこともあるので、そんなにいらないと思いながらも、いつもこのくらい持って行っています。
正解は人それぞれですが、一例として紹介しました。参考になれば。幸いです。