ちょっと息抜き旅記録

日常に疲れたら、思い切って海外へ。

アンコール遺跡めぐり

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アンコール・ワット

基本情報

  • 旅行先
     シェムリアップ(カンボジア)
  • 旅行期間
     2014/2/8~2/11(2泊4日)
  • 旅行者
     友人と2人旅
  • 目的
     遺跡巡り
  • 服装
     半袖にコットン長袖シャツ羽織ってました。
     韓国は真冬なので厚手のコート必携。
  • 旅行会社
     航空券とホテルを個人手配(大韓航空+エクスペディア)

トラブルからスタート

出発前、今季初の大雪となって交通機関が麻痺しまして。
新雪を踏み固めながらコロコロを引きずって駅へ。
何とか空港へたどり着いたら、フライト未定!!
欠航とも言われてないので、ひたすら待つ。
何とか4時間後に離陸しました。
行く前から、相当疲れる(笑)

大韓航空利用だったので、韓国経由で仁川でのトランジットが5時間あったおかげで、時間通りにシェムリアップに到着することができました。よかった…。
真冬の日本から真夏のカンボジア、その気温差約30度!!

夜にシェムリアップに到着したら、予約時にお願いしていた空港からのお迎えが何故か10歳くらいの孫を連れたおじいちゃんでした(笑)

到着した一人一泊4千円の宿は、小ぢんまりしてるけど
綺麗でスタッフも優しい、アットホームないいホテルでした。

しかし案内された部屋はなぜかダブルベッド!!
「ツインお願いしてましたよね?」って聞いたら「今日は部屋がいっぱいだからこっち使って下さい。明日は部屋を変えるから」って軽く言われて…。

いや、女子二人旅のダブルベッドって!!
つか私は国内だとシングル2室派なんだよなぁ…と思いながらも、仕方なく間に枕を置いて就寝。
案外寝られることが判明しました(笑)

 

効率よく観光するため、ガイドを手配

翌日、張り切ってアンコール遺跡群めぐり。
治安が少し不安な国に行くのは初めてのことだったので、ガイド付き専用車をチャーターしたのですが、このガイドさんが当たりだった!!
日本で働いたこともあるからか、日本人向けの時間をきっちり読んだ無駄のないガイドっぷり。そして面白い。

アンコールトム、アンコールワット、タプローム、オールドマーケットナイトマーケットの見学を案内してもらいました。

アンコールトムでは象乗り体験をした後、遺跡内へ。
もう何を見ても感動ですよ!!
壁に刻まれたレリーフもすごいし、建物自体のつくりもすごい!!
そしてガイドを付けてて良かったと思うくらい、基礎知識がないと楽しめない建物でした。
ヒンドゥー教やら仏教やらの神話が濃厚に絡んでいるので、ただ見てるだけでも感動するのですが、知識が入ることによって、もっと楽しめるんです。

アンコールワットはもっと感動!
シェムリアップで一番高いというアンコールワットの塔に上って景色を見渡すと来たんだなー…ってじーんとしましたよ。
もの凄い観光客渋滞だったけど^^;;

そしてタプロームはトゥームレイダーのロケ地。
胸をたたくと響くけど、手をたたいても響かない不思議な建物や、建物に絡みつく溶樹が、RPGの世界にでも紛れ込んだような楽しさがありました。

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合間にオールドマーケット。
ばら撒きみやげを買って値下げ交渉に挑むも、交渉が甘くてぼったくられた感満載!!
日本円にすれば大したことないんですが、相当悔しいんですが!!(>_<)、
相手も日本人と見るや、吹っかけるし、引かないし。
雑多に色んな物があるので、面白いのですが、個人的には買い物はスーパーに行った方が安いんじゃないかと思うのです。。。交渉ないし。

最後はアプサラダンスショーからのナイトマーケット。
ホテルでアプサラダンスショーのレストランを予約してもらって、トゥクトゥクで移動。
1時間半後に迎えに来てね!と言って多めに払ってレストランへ。
1時間のショーとビュッフェで12ドルって何事!?の安さでした。
しかしダンスの演目が分からず、アプサラダンスって色んな踊りがあるなぁと思いながら見てたら、隣の席の日本人のご夫婦が何やらツアーで貰った日本語の演目表を持っていたので、気になって、いきなり知らない人に「見せて」と声をかけるチャレンジャー(笑)

そしてその演目表を見て初めてアプサラダンスは最後の1つだけで、他は違う踊りだったことを知る。
いや、どれも見ごたえのあるダンスだったんですが。解説があるともっと楽しめますね。

カンボジア版安来節みたいなのもありました(笑)
知って観れば最後のアプサラダンスは他とは違う引き込まれるダンスでした。
そして、このご夫婦とは今後、不思議な縁が…

朝から晩まで精いっぱい動き回ってホテルに帰ったら、ちゃんとツインに変えてくれてました!
おかげでぐっすりでした^^

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道すがらの光景

 

サンライズ・アンコールワットに感動

二日目は、サンライズ・アンコールワットを見るために気合の早起き!4時半…orz
日の出は6時すぎなんですが、ガイドさんに5時半には場所を取っておかないと、いい場所はないと言われたため、眠い目を擦りながら5時半前にアンコールワットへ。
おかげで前から2列目を取ることができて、ガイドさんの情報は正しかった!
6時前に言ってたら後ろの方で、まともに見られてたかどうか…。

少々曇ってたのですが、夜明けのアンコールワットは絶景でした!!
早起きして良かった…!
見なきゃ後悔するところでした。

完全に夜が明けるまで見て、さぁ帰ろうとしてたら、「シャッター押してもらえませんか?」と声をかけられ、いいですよーと振り返ったら、昨日のご夫婦!!
「偶然ですねー!!」なんて言いながら、少々の情報交換をして別れましたが、こんなに沢山観光客が居るのに、こんなことあるんだなぁと思ってみたり。

少し残念な思いをしたのが、アンコールワットを見てる時に、隣に割り込んできた中国人がぐいぐい人を押しのけるわ、パンのビニールゴミを放置して帰るわとなんともマナーが悪かったことです…。ゴミ箱はいたるところにあるってのに…。
仲間だと思われるのも嫌なので、拾いましたが、世界遺産にポイ捨てする度胸って…。

ホテルに戻って少しゆっくりした後、昨日のガイドさんとバンテアイ・スレイへ。
「東洋のモナリザ」と言われるデヴァダー像を見て、額縁アート風の記念写真撮って思いの外さくっと回り終えました。
とはいえ、「女の砦」らしく彫刻は細かくて綺麗でしたよ。

そして次は、今回私がどうしても行きたかった「クメール伝統織物研究所」!
ここは京都の友禅職人だった日本人オーナーが、内戦で途絶えかけていたクメールの伝統織物を復活させるために作った工房で、カンボジア人によって手作業すべてをこなすのです。

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クメール伝統織物研究所

ガイドさんが予約を入れてくれていたためか、工房の案内に日本人の職員の方が付いてくれて、どういういきさつで作ったのかや、実はこの工房のほかに村を作って、産業として成り立たせていることなどを事細かに聞くことができました。
ここの工房でつくられた製品は同じ建物の2階で販売しているのですが、オールドマーケットで売られているスカーフとはゼロが2つ違う!!
でも「作り手によって癖が違う」と言われる1点ものは、どれも見事で、手が届くものを2つ買いました。カンボジアシルクとコットン。
職員さんと記念写真を一緒に撮らせていただいて、大満足でした。
悲しい記憶を抱えながらも、伝統を守り続ける地元のお母さんたちは偉大でした!

昼食を挟んで、ベン・メリアへ。
ここは「天空の城ラピュタ」のモデルになったとも言われる遺跡で、まだ修復がなされていないので廃墟感が半端ない!
そして、ガイドさんが道なき道を案内するため、観光客の本道から外れて、ラピュタというかドラクエの世界ですよ!
天空の城が宇宙へ登っていくときに、象徴的に描かれていた樹によく似た場所があって、そこは観光コースから外れているので、観光客が全くいなくて私たちだけの貸切でした。
樹の下で友人と二人「バルス!」って言いながら記念撮影。ガイドさん、キョトン(笑)

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バルス!

相当遊んで、さぁ帰るかと入口に戻ると、またもや遭遇、今朝のご夫婦!!!
ご主人がリタイアした後に旅行されていたようで、いいなぁ~と思える仲良しご夫婦でした^^

ホテルに戻り、ガイドさんとお別れ。
いいガイドさんだったなぁ~としみじみ思いながら、ホテルのスパへ。
90分で$14って安すぎやしませんか!?
お値段通りかと思いきや、お値段以上の大満足。
友達の方の施術者が途中でトイレに席を外すというハプニングはありましたが(笑)

そしてカンボジア最後の締めは、ハンモックレストラン!
ハンモックに揺られながらごはんを食べるという、地元ではポピュラーなレストランで
逆にいうと地元人しかいない。
故に英語が通じない!!
ここでトゥクトゥクの運転手に助けられました!
オットコマエのおじさんで、運賃が$5と吹っかけてきたのですが、値切るのがめんどくさいし融通効かせてくれるなら…と思ってたらそれが正解!
一緒にご飯を食べてくれたので、どのメニューがいいだとか、美味しいのはどれだとかを店員さんに通訳してくれた上に、荷物も運んでくれて親切!!
そのまま空港に連れて行ってもらいました。
支払いをしておつりを貰おうとしたら「汚くてごめんね…」とおずおずとおつりをくれたりして、良い人なんだな~と改めて思う。

後ろ髪引かれまくりながら、カンボジアを後にしました。

 

オマケ。

そんなこんなで、翌日は韓国トランジット12時間。
ここで私はお腹を壊して、そこら辺のビジネスホテルに駆け込んで、掃除してる部屋のトイレを使わせてもらうというピンチに合いました。。。
掃除のおばちゃん、英語は通じなかったけど、ピンチだということは分かってくれて快く貸してくれましたよ!!ありがとうおばちゃん!!

そしてソウルで友人とはぐれて飛行機集合となるというハプニングで終了しました(笑)

 

この旅で学んだこと

  • シェムリアップは舗装されてない道が多いので、砂埃は覚悟しよう。
  • 海外は水が危険な場合が多い。生野菜にも気を付けよう(食中毒症状で帰国後38度の熱と下痢に苦しんだ)
  • 故に、お腹に不安がある人は出発2週間くらい前からビオフェルミンがオススメ。